命式に貴人があると言われたのに、助けてくれる人は見当たりませんでしたか。吉神は良いことが予定されたという 意味ではなく、助けが入る通路が開いているという印です。
この記事の問いは一つです。同じ吉神について、ある人は「生涯助けられた」と言い、ある人は「何も起きなかった」と言う。その差は何が作っているのでしょうか。答えが分かると、星があるかを数える代わりに、その星がどの戸を開けておくのかを問うようになります。
先に誤解を解く
吉神があると良いことが起きますか
いいえ。吉神は出来事ではなく条件です。助けが入る通路が開いているという印にすぎず、その下へ歩いて入るのは人の役目です。

先に結論:吉神は出来事ではなく条件です
ひと言でいうと
吉神が「ある」とは、良いことが予定されたという意味ではなく、助けが入る通路が開いているという印です。
この区別を取り逃がすと、吉神はそのまま落胆の原因になります。貴人が三つもあると聞けば誰かが訪ねてくるのを 待つようになりますが、星の仕事は戸を開けておくところまでだからです。
ですからこの記事は「あれば良い」で終わらせず、九つの星がそれぞれどんな種類の戸を開けるのか、 そしてその戸が開いているかを自分でどう確かめるのかまで進みます。四十の星の全体地図を先に見たい場合は神殺まとめで三系統を一度に見渡せます。
九つの星とその等級
本サービスの四柱計算は幸運系統として九種を判定し、それぞれにS級とA級を付けています。 下の表がその九つすべてです。
等級は良し悪しの順位ではなく、作用の及ぶ範囲の広さに近いものです。S級は人生の多くの局面に またがって働く側、A級は特定の領域ではっきり働く側です。A級だから弱いのではなく、焦点が狭いのです。
| 等級 | 神殺 | ひと言でいうと |
|---|---|---|
| S級 | 天乙貴人 | 最上の吉星 |
| S級 | 月徳貴人 | 月の祝福 |
| S級 | 天徳貴人 | 天の加護 |
| S級 | 太極貴人 | 叩き上げの運 |
| A級 | 天厨貴人 | 天の台所 |
| A級 | 暗禄 | 隠れた助力者 |
| S級 | 金輿星 | 黄金の輿の幸運 |
| A級 | 学堂貴人 | 学びの幸運 |
| A級 | 福星貴人 | 福禄の星 |
名を眺めると、開く戸がそれぞれ違うのが見えてきます。天乙貴人は人の戸を、学堂貴人は学びの戸を、天厨貴人は衣食住の戸を、暗禄は危機のときの資金の戸を開けます。同じ「吉神あり」でも期待する場所が違います。
残る五つも開く戸がはっきりしています。月徳貴人と天徳貴人は生まれた月を 基準に取る二つで、一方は人の恵みが長く続く側を、もう一方は凶事が来たときに被害が減る側を指します。どちらも 特定の出来事ではなく緩衝に近い星です。
太極貴人は平凡な始まりから自分の力で立ち上がる側、金輿星は品位とそれに伴う 扱いの側、福星貴人は大きく不足しない基本の福禄の側の戸を開けます。九つを一行にまとめれば人・学び・衣食住・資金・緩衝・自立・品位ということになります。
判定の規則は三つだけです
九つはばらばらに見えますが、本サービスが実際に使う判定の規則は三つだけです。規則が分かれば、 なぜその星が出たのかを自分で検算できます。
| 規則 | 何を見るか | 該当する神殺 |
|---|---|---|
| 日干が基準(六つ) | 生まれた日の天干に対応する地支が命式のどこかにあれば成立 | 天乙貴人・天厨貴人・暗禄・金輿星・学堂貴人・福星貴人 |
| 月支が基準(二つ) | 生まれた月の地支に対応する天干が命式にあれば成立(天徳は地支も認める) | 月徳貴人・天徳貴人 |
| 日干と年支・日支(一つ) | 対応する地支が年支か日支にあるときだけ成立(月支・時支は該当しない) | 太極貴人 |
ここから実用的な事実が一つ出てきます。日干基準の六つは生まれた日が変わらなければ消えず、 月徳と天徳は生まれた月が変わらなければ消えません。太極貴人はさらに狭く、対応する地支が月支や 時支だけにあっても成立しません。
日干や月支が不慣れであれば、天干と地支で四本の柱の位置から 確かめてください。
天乙貴人 — 配置表を自分で見る
九つのなかで最も検索の多い星です。そして表ひとつで自分で確かめられる唯一の星でもあります。 自分の日干を探し、右の二つの地支のどちらかが命式にあれば天乙貴人です。
| 自分の日干 | 対になる地支 |
|---|---|
| 甲・戊・庚 | 丑・未 |
| 乙・己 | 子・申 |
| 丙・丁 | 酉・亥 |
| 壬・癸 | 卯・巳 |
| 辛 | 寅・午 |
この表は本サービスの計算が使う値で、韓国語版ウィキペディアの天乙貴人の表と十干すべてが一致しています。流派が分かれる箇所ではないという意味なので、ほかで見た結果と 食い違うなら、まず日干を取り違えていないかを疑うのが先です。
よくある誤解 ① 吉神があると良いことが起きる
先に述べた条件と出来事の区別がそのまま当てはまります。天乙貴人があるというのは助けが入る場所があるという意味であって、助けてくれる人が割り当てられたという意味ではありません。
ですからこれらの星は、人が集まる場に出て、学ばねばならないことを始め、実際に頼んでみる側でずっと多く確認 されます。開いた戸は、通るときだけ戸なのです。
よくある誤解 ② 吉神は多いほど良い
数は等級ではありません。これは神殺の三系統すべてに共通する話で、幸運系統も例外ではありません。戸がいくつ 開いていても、一つも通らなければ結果は同じです。
むしろ役に立つ問いは「いくつあるか」ではなく「どちらに偏っているか」です。人の側の戸が いくつもあるなら人を通して解ける配置、学びの側が多いなら習う過程で解ける配置です。
よくある誤解 ③ 吉神がなければ不運な命式だ
いいえ。吉神の不在は悪いことが予定された印ではなく、この系統のラベルが付かなかったという事実にすぎません。 同じ命式に才能や挑戦の系統の星がはっきり立っていることもあります。
どの五行が自分に役立つかを先につかんではじめてどちらの戸を使うかを判断でき、その方法は用神ガイドで別に扱います。
本サービスの計算機が五か月まちがえていた話
「ある/ない」がどれほど薄い根拠の上に立っているかを示す例があります。私たち自身のものです。
本サービスの天厨貴人の判定表で、日干丁の対が未として誤って入っていました。 神殺の計算を最初に実装したときからある値で、五か月あまりそのまま提供されていました。
原因をたどると、紅艶殺の値が隣の表から紛れ込んでいたのでした。同じファイルの紅艶殺の表でも 丁の対は未で、そちらは正しい値です。二つの表が並んでいて、一マスが移ってしまったわけです。
直す根拠は導出の原理から出てきました。天厨貴人は日干の食神が建禄を得る地支です。丁の食神は 己であり、己の禄は午です。ですから丁の天厨貴人は未ではなく午です。十干すべてを同じやり方で 検算し、韓国と中国の資料もこの値で一致しました。食神と建禄が何かは十星ガイドにまとめてあります。
この誤りが生んだ差
日干が丁で地支に未だけがあった方にはないはずの天厨貴人が見えており、午があった方はあるのに見えていませんでした。値は直し、同じ誤りが戻らないよう、十干の全数と「丁と未は 天厨貴人ではない」を確かめる検査を掛けてあります。
これをあえて書くのは一つの理由からです。星の有無は表の一マスでひっくり返ります。ですから 「ある」に期待を掛けるより、その星が何の条件なのかを読むほうがずっと丈夫です。
自分の命式で確かめる方法
順序は単純です。まず自分の日干を確かめ、上の天乙貴人の表で対になる二つの地支を見つけます。 そのどちらかが四本の柱のどこかにあれば天乙貴人です。残る五つの日干基準の星も同じやり方で、それぞれの対の 地支を命式のなかに探せば済みます。
月徳貴人と天徳貴人は、日干ではなく月支から出発する点だけが違います。ですから生まれた日が 同じでも月が違えば、この二つの有無が分かれます。太極貴人は位置まで問うので、対の地支があってもそれが年支か 日支でなければ成立しません。
自分で数えるのが面倒であれば、アプリが九種を一度に判定して位置まで示します。ただし表を一度でも自分でたどって みると、結果がほかと食い違ったときにどこを確かめればよいかが分かるようになります。
ひと言で覚えるなら
結論
吉神は開いた戸であり、戸は通るときだけ戸です。

アプリで自分の命式を開いて、こう問いかけてみてください。「私に開いている戸は人の側だろうか、学びの側だろうか」。 一方へ偏っていれば、そこが自分の配置がよく解ける通路です。
出典と根拠の扱いについて
上の九行の表と等級は、本サービスが実際に神殺を判定するときに使う計算データと、神殺の知識データセットを 一対一で突き合わせて写したものです。判定の規則三つも判定コードを直接開いて確認しました。天乙貴人の配置表は 韓国語版ウィキペディアの表と本サービスの表を十干すべて突き合わせ、すべて一致しました。
断定しなかったことが三つあります。第一に、天厨貴人の導出原理の古典的出典は通説が一致すると いうところまでしか確認できず、原文を直接開いていないため、この記事には古典の引用文を一行も入れていません。第二に、S級とA級の区分は本サービスが使う 内部の基準であり、古典が等級を付けているわけではありません。第三に、吉神の標準的な目録は存在しません。 この九つは私たちが読む範囲です。
確認の過程で自社の計算機自身の誤りを確認し、その話は本文にそのまま書きました。前の版の目録で 学堂貴人が抜け官貴学館が入っていた点も、今回、計算データを基準にそろえました。官貴学館は才能系統として 判定される星です。
この記事は特定の吉神から昇進・財運・健康といった出来事を予測することはなく、吉神のある命式とない命式を 良し悪しで分けることもしません。神殺は命式全体の五行の関係のなかで補助的に読む道具です。
Mystic Universe Editorial
執筆・監修
9種の目録とS/A等級、判定の規則三つは、本サービスが実際に神殺を判定する計算データと判定コードを直接開いて確認しました。天乙貴人の配置表は韓国語版ウィキペディアの表と十干すべてを突き合わせ、一致を確認しています。天厨貴人の導出原理の古典的出典は原文を照合できなかったため引用文を入れておらず、S/A等級は古典ではなく本サービスの内部基準です。この記事は吉神から昇進・財運・健康といった出来事を予測しません。
よくある質問
Q.命式に貴人があるのに、なぜ助けてくれる人がいないのですか。▾
吉神は出来事ではなく条件だからです。助けが入る通路が開いているという印にすぎず、その下へ歩いて入るのは人の役目です。人が集まる場に出て、実際に頼んでみる側でずっと多く確認されます。
Q.天乙貴人があると何が良いのですか。▾
九つの吉神のうち、人の戸を開ける星です。日干に対応する二つの地支のどちらかが命式にあれば成立し、甲・戊・庚は丑と未、乙・己は子と申、丙・丁は酉と亥、壬・癸は卯と巳、辛は寅と午です。表ひとつで自分で確かめられる唯一の吉神です。
Q.吉神が一つもなければ悪い命式ですか。▾
いいえ。不在は悪いことが予定された印ではなく、この系統のラベルが付かなかったという事実にすぎません。同じ命式に才能や挑戦の系統の星がはっきり立っていることもあります。
Q.吉神は多いほど良いのですか。▾
数は等級ではありません。戸がいくつ開いていても、一つも通らなければ結果は同じです。役に立つ問いはいくつあるかではなく、人の側か学びの側か、どちらに偏っているかです。
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