出生記録に書かれた時刻は、その部屋の時計が示していた数字です。そしてその時計は、ソウルの空ではなく日本・ 明石の上空の太陽に合わせられていました。
韓国標準時は東経135度を基準に使われています。ソウルは127度あたりにあります。では出生記録の時刻をそのまま 入れたとき、自分の時柱は合っているのでしょうか。
この記事が答えること
書かれた時刻と使われる時刻は違う
四柱の時(とき)は国が定めた時計ではなく、自分が生まれた場所の太陽を見ます。その差は韓国の中だけでも16分から36分まで開きます。

早い答え — 時刻は書き写すのではなく換算する
四柱で生まれた時刻が入る位置を時柱といいます。ところが時柱に入れる時刻は、出生記録に 書かれた数字そのものではありません。その数字を自分が生まれた場所の太陽基準に換算した値です。
換算の幅は思ったより大きいものです。韓国の中だけでも16分から36分まで開き、サマータイムのあった年には そこにさらに1時間が乗ります。一つの時辰が二時間ですから、境界近くに生まれていればこの差だけで時柱が まるごと一つ動きます。
ひと言でいうと
出生記録の時刻は資料であり、時柱に使う時刻はその資料を換算した結果です。同じ数字ではありません。
時は四つの柱のひとつ
四柱は年・月・日・時の四本の柱でできています。時柱はそのひとつで、一日を十二に分けた地支のうち一枠を 占めます。一枠が二時間なので境界に掛かれば枠がまるごと変わります。文字そのものが 気になる方は 天干と地支の記事をご覧ください。
ですから時刻をどう換算するかが実際に結果を変えます。時刻が正確でも換算しなければ違ってきますし、換算を しても基準が誤っていればやはり違ってきます。
標準時と太陽時が分かれる理由
標準時は一つの国が一本の子午線に合わせて使うと決めた約束です。韓国は東経135度を使います。 ところが135度線は韓国の地を通りません。日本の明石あたりを通ります。
太陽は一時間に15度動くので、経度1度は4分です。そこで当社の計算機はこう換算します — 補正(分)=(出生地の経度 − 135)× 4。韓国は135度より西にあるので値は常に負です。 時計が太陽より先に進んでいるという意味です。
自分の都市は何分か
よく「韓国は30分」と丸めます。ソウル近辺でだけ当てはまる言い方です。以下は当社の都市データベースに 入っている経度を上の式に入れた結果です。
| 都市 | 経度(東経) | 補正 |
|---|---|---|
| 新安(収録最西端) | 126.108 | −36分 |
| 木浦 | 126.392 | −34分 |
| 済州 | 126.531 | −34分 |
| 仁川 | 126.705 | −33分 |
| 光州 | 126.852 | −33分 |
| ソウル | 126.978 | −32分 |
| 大田 | 127.385 | −30分 |
| 大邱 | 128.601 | −26分 |
| 江陵 | 128.876 | −24分 |
| 釜山 | 129.075 | −24分 |
| 蔚山 | 129.312 | −23分 |
| 鬱陵(収録最東端) | 130.905 | −16分 |
ここから得られること
収録の最西端と最東端の差は20分です。木浦生まれと鬱陵生まれは、時計の上では同じ時刻でも 太陽基準では20分離れています。時辰の境界で分かれるだけの幅です。
なおこの補正は経度だけを反映した平均太陽時です。実際の南中は季節によってさらに前後に 揺れますが(均時差)、当社の計算機はそこまでは反映していません。
子時 — 一日が入れ替わる場所
23時台に生まれた場合がとくに厄介です。一日の境界がどこかによって日柱まで分かれるから です。この点は流派によって見解が割れ、用語も資料ごとに逆の意味で使われます。夜半前の子時をその日に 置く側を夜子時と呼ぶ資料もあれば、その反対を指す資料もあります。
ですからこの記事はどちらが正しいとは言いません。代わりに当サービスが実際に何をするかを そのまま記します。
当サービスはどう計算しているか
入力画面には子時に関する設定が二つあります。ひとつは夜子時トグル、もうひとつは時辰を 正時で見るか半時(30分)で見るかを決める基準です。既定値は夜子時がオフ、 基準は半時です。設定ごとに一日の境界はこう変わります。
| 設定 | 一日が変わる時刻 | 23:30 生まれなら |
|---|---|---|
| 夜子時オフ(既定) | 夜半 | 23:30 生まれでもその日の日柱をそのまま使う |
| オン + 半時(既定) | 23:30 | 23:30 から日柱が翌日のものに変わる |
| オン + 正時 | 23:00 | 23:00 から日柱が翌日のものに変わる |
断定しないところ
どの設定が正しいかはこの記事では決めません。ただ自分がどの設定で見た結果なのかを知らないまま他所の結果と比べると、計算が誤っていたのではなく基準が違っていた、という場合が多いのです。
サマータイム — 忘れられた1時間
韓国にもサマータイムがありました。その期間に生まれていれば、出生記録の時刻は1時間早まった時計が指した数字です。タイムゾーンデータベースに直接問い合わせた結果が以下です。
| 時期 | 夏のオフセット | どういう意味か |
|---|---|---|
| 1948・1949・1950・1951年の夏 | UTC+10 | サマータイム施行 — 時計が1時間早まっていた |
| 1955〜1960年の夏 | UTC+9:30 | 標準子午線が127.5度だった時期 + サマータイム |
| 1987・1988年の夏 | UTC+10 | サマータイム施行 — 時計が1時間早まっていた |
| それ以外の全期間 | UTC+9 | 東経135度基準 |
いまはご自身で引いて入れてください
当社の計算機は韓国出生についてサマータイムを自動補正しません。上の時期の夏に生まれた 方は、記録の時刻から1時間を引いた値を入れてください。自動補正は改善課題としています。
節気の境界とは別の問題である
四柱の時刻を調べていると節気の話も一緒に出てきます。混同しやすいのですが、この二つは別の柱を動かします。時刻補正は時柱を、節気の境界は月柱と年柱を動かします。 節気の側は 二十四節気と四柱の記事で別に扱っています。
生まれた時刻がわからないとき
記録がない場合も少なくありません。当社の計算機は時刻が不明だと伝えられると正午を 代理値として置き、結果には時刻不明であることを表示します。ない情報をもっともらしく作らないためです。
この場合でも年・月・日の三柱はそのまま読めます。ただし時柱に寄りかかる解釈は保留したほうがよいでしょう。 記録を探したい方は出生届や病院の記録を当たってみてください。日柱そのものが気になる方は 六十日柱まとめが助けになります。
自分の時刻を点検する五つの手順
順に五度確かめるだけです。右の欄はその段階でよくある誤った判断です。
| 確認の順序 | 何を見るか | 避けたい誤判断 |
|---|---|---|
| 1. 記録を探す | 出生届・病院記録の分単位の時刻 | 記憶に頼って見当をつけること |
| 2. 出生地を定める | 育った場所ではなく生まれた邑 | 現在の居住地を入れること |
| 3. 補正の分を確かめる | 下の表にある自分の都市の値 | 全国を一律30分と丸めること |
| 4. サマータイムを確かめる | 夏生まれなら該当年かどうか | 該当年なのに記録の時刻をそのまま入れること |
| 5. 子時の境界を見る | 23時台生まれは設定によって日柱が分かれる | 設定を知らないまま結果だけ比べること |
ひと文にまとめると
結論
出生記録の時刻は資料であり、時柱に使う時刻はそれを自分の出生地の太陽に換算した結果です。

出生地を選ぶと補正が何分適用されたかが画面に表示されます。上の表で見つけた値と同じか確かめてみてください。
確かめたこと
補正式と都市別の値は、当社の計算機の時刻処理コードを開いて確認し、都市データベースの実際の経度をその式に 入れて作りました。ソウルが32分という値は実務資料でも同じ数字が使われています。以前の版にあった 「およそ30分」はソウル近辺でだけ当てはまる要約なので、都市別の値に置き換えました。
サマータイムの年はタイムゾーンデータベースに直接問い合わせて書き取りました。子時の設定ごとの挙動も計算機を 実際に回して確認しています — その過程でトグルが既定設定では働いていなかった不具合を見つけて 修正し、上の表は修正後の挙動です。
断定しなかったことも記しておきます。夜子時という語が指す向きは資料ごとに逆なので、どちらかに与することはしませんでした。 均時差は計算に入れていません。1954〜1961年は標準子午線そのものが異なり上の式がそのままでは当てはまり ませんが、どう扱うかはまだ決めていません。四柱がはじめての方は 四柱とは何かからご覧ください。
Mystic Universe Editorial
執筆・監修
補正式と都市別の値は、当サービスの時刻処理コードを直接開いて確認し、都市データベースの実際の経度をその式に入れて作りました。サマータイムの年はタイムゾーンデータベースに直接問い合わせて書き取りました。子時の設定ごとの挙動は計算機を実際に回して確認し、その過程でトグルが既定設定では働いていなかった不具合を見つけ、修正後の挙動を載せています。夜子時の用語が資料ごとに逆を指すためどちらが正しいとは断定せず、均時差と1954〜1961年の子午線変更を計算に反映していないことも本文に明記しました。この記事は生まれた時刻から職業・配偶者・寿命・財を予測しません。
よくある質問
Q.生まれた時刻がわからないと四柱は見られませんか。▾
見られます。時刻が不明の場合、当サービスは正午を代理値として置き、結果に時刻不明であることを表示します。年・月・日の三柱はそのまま読め、時柱に寄りかかる解釈だけ保留すれば済みます。ない情報を作るよりよい扱いです。記録を探すなら出生届や病院の記録を当たってみてください。
Q.夜子時と朝子時とは何ですか。▾
23時台に生まれた場合、一日の境界をどこに置くかについての見解の違いです。厄介なのは用語が資料ごとに逆の意味で使われることなので、この記事はどちらが正しいとは決めません。代わりに当サービスの実際の挙動を示します。夜子時トグルは既定でオフ、オンにすると現地の時計で23:30から(正時基準なら23:00から)日柱が翌日のものに変わります。
Q.真太陽時の補正とは何ですか。▾
標準時は東経135度を基準にしますが、韓国の地はその線より西にあります。そのため時計が太陽より先に進みます。補正式は(出生地の経度 − 135)× 4分で、ソウルは−32分です。よく言われる「韓国は30分」はソウル近辺でだけ当てはまり、実際は都市ごとに−16分から−36分まで異なります。
Q.サマータイム中に生まれた場合は何を入れますか。▾
記録の時刻から1時間を引いて入れてください。当サービスは現在、韓国出生についてサマータイムを自動補正していません。該当するのは1948〜1951年の夏、1955〜1960年の夏、1987〜1988年の夏です。自動補正は改善課題としています。
Q.夜半直後に生まれたのに、なぜ補正が適用されないのですか。▾
補正を適用すると日付が前日に移ってしまう場合、当サービスは補正を取り消して元の時刻を使います。ソウル基準では00:00からおよそ00:32までの出生がこれに当たります。一日の境界をまたいで日柱まで変えてしまうことを避けるための扱いです。
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本コンテンツは娯楽目的で提供され、専門家への相談に代わるものではありません。
